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ブランディングという言葉は人によって様々にイメージが異なると思います。これほど、人によって定義や受ける印象の違うビジネス用語はあまりないかもしれません。

私の定義するブランディングとは、個人や企業、国などが、応援してほしい人に応援者となってもらい、晴れの日も雨の日も温かく応援してもらうための努力のプロセスのことだと考えています。

 

よく、マーケティングとブランディングを混同してお使いの方がいます。確かに、両方とも、素敵なお客さんをゲットすることが最終的な目的なので、広義には同じと言っても間違いではないかもしれません。しかし、両者にはその手段と深さに違いがあります。

 

マーケティングは、カスタマーに対して「Hey, I am Good!」と自ら伝えにいく行為です。それは、会社だけでなく、商品やイベント、キャンペーンなど、一時的なサービス提供にも使われます。企業が提供するサービスを好きになってもらい、そのサービスを提供することを目的にしています。

 

一方、ブランディングは、「I am Good!」と自ら言いたいのをグッと我慢して、自分たちがなぜそのサービスを提供しているのか。その先にどんなビジョンを描いているのか等、そのサービスの1歩前、1歩後を伝えることです。その結果、カスタマーが「You’re Good!」と言ってくれ、その考えを自然発生的に周囲に伝えてくれるようになるものです。

例えば商品や会社のロゴを見た際にお客さんが心の中で思い浮かべるイメージ、それこそがブランドです。私の例で言えば、個人的にスターバックスが好きなのですが、あのグリーンのロゴを見ると、世界中どこで見かけても、落ち着いた店内とフレンドリーな店員のイメージが浮かびます。

一時的なキャンペーンやイベントなどよりも、ブランディングはこの先数年、場合によっては数十、数百年先も使える、恒久的なものとして使われることが多いです。そのため、多くは企業そのもののや主力商品などに応用する際に使われます。

 

ここまでの話から、深さという意味においてブランディング>マーケティングと言えます。だからといってブランディングの方が優れているということではありません。

 

マーケティングの強みはスピードにあります。新しい商品の登場時やキャンペーンの開始時に、素早く市場の声を集め、カスタマーが求める形で、適切な人に情報を提供する、そして喜んでもらう、それがマーケティングです。

上手にマーケティングを積み上げていくことでブランドができあがっていった例はたくさんありますので、マーケティングとブランディング、どちらがより良いなどとは言えないものでもあります。